移動能力と食事
みなさんこんばんは。
ブログは久しぶりですね~。
ネタがなかったわけではないんですが、仕事、披露宴と四六時中パソコンに向かう時もあれば、息抜きに飲みに行ったり遊んだり読書したりと、いい意味で忙しい毎日を過ごしていました。
今日、嫁と回復期に入院している介助量のある患者について討論しました。
もちろん色んな見方があると思うので、今回は1つの視点として紹介します。偉そうですが(笑)
たまーにリハ室を見ても長下肢装具をつけて頑張って歩かせているセラピストを見かけます。
勿論悪い事ではありません。それが必要なら自分でも頑張って歩かせます。
自分が重要視しているのは、「移動」です。
PTってどうしても「歩行」に目を向けている人って多いような気がします。
しかし手段はどうあれ、「移動」が出来ないと、日常生活は送れないし、セルフケアも難しくなるのかなって思っています。
なので、まずは移動の一つとして自分で起きれるかっていうのを必ず見ます。
そして起きてから座れるかっていうのも見ます。
座れると靴を履いたり出来るかどうか、ティッシュ取ったり物を取ったりとかの身の回りの動作が出来るかもみます。
そして車いすレベルであれば車いすに乗り移れるかどうか。
使っていないのであれば立ち上がれるかどうか。
立ち上がるのはベッドからなのか敷き布団からなのか。
立ち上がった後はバランスを保てるか。
車いすであれば車いす駆動が出来るかどうか。
立ち上がった後、立位バランスも保てて、一歩を踏み出せるか。
一歩踏み出せたあと、その後の歩行がスムーズに出来てるかどうか。
など色々な動作を「移動」という一面でとらえて評価することで、今この人の何が出来て何が出来ていないのかっていうのを評価する必要があるのかなって思います。
PTのやる動作分析って、その動作一つ一つを分析すると思いますが、自分は一連の流れで評価するべきなのかなって思っています。
この基本動作レベルを評価したうえで、日常生活動作や応用動作を評価した方がいいのかなって思います。
あと、介助量のある患者でもう一つ重要視しているのが、食事です。
食べる事が出来ない人もいれば、食べる事は出来ても摂取量が少なかったりする人もいます。
体調不良で食べれないのか、意識レベルのせいで食べれないのか、嚥下機能で食べれないのか、食べたくても思うように手が動かなくて食べれないのか、姿勢を保持できなくて食べれないのか、様々な理由があると思います。
食事は生きるため、動くための活力です。
食事動作は日常生活を行う上で凄く重要な行為だと思います。
個人的には歩けなくなる人生より食べれなくなる人生の方がとてもつらいのかなって思います。
なので、食事に対してSTに任せっきりになるのではなく、チームで食事に対して真剣に取り組むのもありだと思います。
過去に、経管栄養していた方を担当していたのですが、歩ける事よりも食べれなくなるのが辛いと言っていました。
なので、どうにかして食事が出来るようにならないかとチームで取り組んだ結果、一口大レベルまで食べれるようになりました。
食事に着目し過ぎたため、先ほど書いた移動能力も若干評価がおろそかになっていましたが、食事がとれるようになることで本人の意欲も増し、自然に移動能力も身に付き、車いすレベルの中等度介助レベルだった人が伝い歩きであれば歩ける程度まで改善しました。
残念ながら独居であったため自宅へ帰る事は出来なかったのですが、凄くいい経験にもなりました。
長ったらしい文章になりましたが、まとめると、
・色々な動作を「移動能力」として見て、それを一連の流れで評価すると問題点が分かりやすくなる。
・食事があってこそ動く活力となるので、食事は最も大事なADL動作
でした。
当たり前の事かもしれませんが、最近当たり前の事って本当に大事だなって思う場面が凄く多いので書かせてもらいました。
ブログは久しぶりですね~。
ネタがなかったわけではないんですが、仕事、披露宴と四六時中パソコンに向かう時もあれば、息抜きに飲みに行ったり遊んだり読書したりと、いい意味で忙しい毎日を過ごしていました。
今日、嫁と回復期に入院している介助量のある患者について討論しました。
もちろん色んな見方があると思うので、今回は1つの視点として紹介します。偉そうですが(笑)
たまーにリハ室を見ても長下肢装具をつけて頑張って歩かせているセラピストを見かけます。
勿論悪い事ではありません。それが必要なら自分でも頑張って歩かせます。
自分が重要視しているのは、「移動」です。
PTってどうしても「歩行」に目を向けている人って多いような気がします。
しかし手段はどうあれ、「移動」が出来ないと、日常生活は送れないし、セルフケアも難しくなるのかなって思っています。
なので、まずは移動の一つとして自分で起きれるかっていうのを必ず見ます。
そして起きてから座れるかっていうのも見ます。
座れると靴を履いたり出来るかどうか、ティッシュ取ったり物を取ったりとかの身の回りの動作が出来るかもみます。
そして車いすレベルであれば車いすに乗り移れるかどうか。
使っていないのであれば立ち上がれるかどうか。
立ち上がるのはベッドからなのか敷き布団からなのか。
立ち上がった後はバランスを保てるか。
車いすであれば車いす駆動が出来るかどうか。
立ち上がった後、立位バランスも保てて、一歩を踏み出せるか。
一歩踏み出せたあと、その後の歩行がスムーズに出来てるかどうか。
など色々な動作を「移動」という一面でとらえて評価することで、今この人の何が出来て何が出来ていないのかっていうのを評価する必要があるのかなって思います。
PTのやる動作分析って、その動作一つ一つを分析すると思いますが、自分は一連の流れで評価するべきなのかなって思っています。
この基本動作レベルを評価したうえで、日常生活動作や応用動作を評価した方がいいのかなって思います。
あと、介助量のある患者でもう一つ重要視しているのが、食事です。
食べる事が出来ない人もいれば、食べる事は出来ても摂取量が少なかったりする人もいます。
体調不良で食べれないのか、意識レベルのせいで食べれないのか、嚥下機能で食べれないのか、食べたくても思うように手が動かなくて食べれないのか、姿勢を保持できなくて食べれないのか、様々な理由があると思います。
食事は生きるため、動くための活力です。
食事動作は日常生活を行う上で凄く重要な行為だと思います。
個人的には歩けなくなる人生より食べれなくなる人生の方がとてもつらいのかなって思います。
なので、食事に対してSTに任せっきりになるのではなく、チームで食事に対して真剣に取り組むのもありだと思います。
過去に、経管栄養していた方を担当していたのですが、歩ける事よりも食べれなくなるのが辛いと言っていました。
なので、どうにかして食事が出来るようにならないかとチームで取り組んだ結果、一口大レベルまで食べれるようになりました。
食事に着目し過ぎたため、先ほど書いた移動能力も若干評価がおろそかになっていましたが、食事がとれるようになることで本人の意欲も増し、自然に移動能力も身に付き、車いすレベルの中等度介助レベルだった人が伝い歩きであれば歩ける程度まで改善しました。
残念ながら独居であったため自宅へ帰る事は出来なかったのですが、凄くいい経験にもなりました。
長ったらしい文章になりましたが、まとめると、
・色々な動作を「移動能力」として見て、それを一連の流れで評価すると問題点が分かりやすくなる。
・食事があってこそ動く活力となるので、食事は最も大事なADL動作
でした。
当たり前の事かもしれませんが、最近当たり前の事って本当に大事だなって思う場面が凄く多いので書かせてもらいました。