「セラピスト ~今~ 」 沖縄で働く理学療法士の臨床ライフ

沖縄県沖縄市の回復期リハビリテーション病院で勤務している理学療法士です。 現在は外来リハビリで整形外科疾患や脳血管障害、新経筋疾患の方に対してより良い生活が送れるようリハビリテーションを提供しています。 将来の夢に向かって、自分が「今」何を感じているのか、何を楽しんでいるのか、など日常を知ってもらえたらなと思い、ブログを書こうと思いました。 そして最終的には自分の夢を叶える事が出来るよう、頑張っていこうと思っています 時々、沖縄の美味しい食事処も紹介します(笑)

2016年診療報酬改定セミナー

2月11日木曜日、「2016年改訂に伴う外来維持期リハ廃止と効果的な短時間通所リハビリ移行の実際」というセミナーに参加してきました。
2016年診療報酬改定セミナー

場所は東京銀座。

めっちゃ都会(笑)ブランド品のお店いっぱいでした。

会場近くではおいしいつけ麺のお店も。
2016年診療報酬改定セミナー
並んでいる写真はネットで拾った写真ですが、自分も開店と同時に行ったんですが既に7人ぐらい並んでいました。
なんせ店内、7席しかないんですぐ並ぶらしいです(笑)
そして大事なつけ麺。
2016年診療報酬改定セミナー

めっちゃ美味しかった。。。。
沖縄にお店見せだしたらトップレベルのつけ麺でしょう。
マジでおいしかったなぁ。

そんなこんなで本題へ。

2月10日水曜日に2016年度の診療報酬改定の答申が出ました。
医療従事者の方は読んだ方も大勢いると思います。
回復期リハや外来リハやっている病院、クリニックにとってはダメージの大きい診療報酬改定ではなかったでしょうか?

どんな風な改定になったのか、気になった所だけざっくりまとめたいと思います。

回復期
①7単位以上包括
7単位以上取る場合は改善効果がないと点数取れないですよっていう意味ですかね。
改善効果はFIMによって評価します。
改善効果:(退院時のFIM運動項目点数‐入棟時のFIM運動項目点数)÷(入院日数/疾患別の算定日数)=27未満
27未満であれば7単位以上は包括になりますよーっていうことだそうです。
講師の松元裕明先生の病院では昨年度の実績で当てはめてみたら、
脳血管のFIM利得が平均12.7、在院日数が平均86.8日なので、計算式に当てはめると約32なので7単位以上も取れますよーってことになるそうです。

次に該当する場合、毎月の回復期病院入院患者数の100分の30を超えない範囲で算出から除外。
・回復期病院入院時、FIM運動項目が20/91点以下
・回復期病院入院時、FIM運動項目が76/91点以上
・回復期病院入院時、FIM認知項目が25/35点未満
・回復期病院入院時、年齢が80歳以上

経過措置:平成28年4月1日~、平成29年1月1日から実施
だそうです。

回復期の改定は他にもありますが、今回は外来維持期リハのセミナーなのであまり詳しくは述べていませんでした。
詳しい情報は自分で調べてください(笑)

疾患別リハ
廃用症候群 (Ⅰ)=180点 
算定日数=120日(診断または急性増悪から)

運動器 (Ⅰ)=185点(5点up)

摂食機能療法の対象の明確化(拡大)
脳血管障害等の後遺症でVE、VFで嚥下機能の低下が確認でき、リハが有効とみなされた場合、経口摂取回復促進加算2=20点(新設)
ちなみに脳血管障害だけでなく、認知症や誤嚥性肺炎後の人でも取れるそうです。

活動、参加に向けたリハであれば院外でも疾患別にカウント(入院中)
(これはよく分かりませんでしたが旅リハとか当てはまるかな??)

早期加算の廃止、または要件厳格化
早期加算対象:「急性疾患、手術、及び慢性疾患の急性増悪などの患者に限る」
解釈難しいですね(笑)


維持期外来リハ
・標準的算定日数の起算日見直し
診断日が算定日。1回診断されて、また1年後に久々に来院して同じ診断名が出てもリセット出来ないそうです。

・要介護被保険者の維持期リハビリテーション料
【現行】ダブル減算システム
期限切れ後10%減算、介護保険リハがない場合さらに10%減算
例) 脳血管(Ⅰ)=245点→221点→199点
   運動器(Ⅰ)=180点→163点→147点
【改定後】
平成30年3月まで要介護被保険者の維持期リハは可能。
期限切れ後40%減算、介護保険リハがない場合さらに20%%減算
例) 脳血管(Ⅰ)=245点→147点→118点
   運動器(Ⅰ)=185点→111点→89点
トリプル減算システム採用
目標設定等支援・管理料の新設:3か月以内に実施されない場合減算→10%減算
よって脳血管(Ⅰ)→107点 運動器(Ⅰ)→80点
までマックスで減算されます。

目標設定等支援・管理料
初回:250点 2回目以降:100点
「医師、その他の従事者が共同して作成、交付、診療録添付」
「次の内容を説明し、非説明者(患者?)がどのように受け止め、理解したかを診療録に記載」
1)説明時点までの経過
2)治療開始時及び説明時点のADL評価(BIまたはFIM)
3)患者の機能予後の見通し
4)目標(機能予後を踏まえ、どのような活動/社会復帰できるか)
5)リハビリが目標にどう関係するか
※必要に応じ、介護保険のリハビリ(訪問/通所)等を紹介、提案。


あくまでもセミナーで講師をしてくださった方々の解釈をそのまま抜粋したり一部自分の解釈を加えて載せているだけなので、

これが正しいとも限りませんよ!自分で調べてください!


まぁ回復期、外来リハともに厳しい改定になったのは事実です。
特に外来リハはますます厳しくなるでしょう。
今回の改定も本当は介護保険持っている人たちは外来リハ廃止の予定でしたからね。。。。
「外来リハやってもいいけど、こんなに点数下げてでもやるの?」と言われているような改定です。
なので、昨日のセミナーでは短時間通所リハへの移行を推奨していました。

まだまだ整理できていないぶぶにゃ解釈できていない部分があるので、そこはおいおい解釈できたら書かせていただきます。

ちなみに今回の改定の答申に対する質問の返答は3月末ごろに出るそうです(遅っ!)

それではまた!!

今日は午後から仕事だ頑張るぞー!!

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Posted by terusyu at 2016年02月12日   10:05
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